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安昌寺(あんしょうじ)観音祭り

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家内安全 五穀豊穣

暑い夏を元気に過ごせますように

毎年、8月10日に行われる観音祭り。
家内安全、五穀豊穣を願う夏の伝統祭事です。
観音堂をお花で飾ったことから「十日の華」、また、
この日は、功徳の中で最も大きな御利益のある日で、
この日に観音様にお参りすると九万九千日分の御利益を賜ることから
「九万九千会(くまんくせんえ)」とも言われます。

令和元年八月十日(土)

午後7時〜10時ごろ

 参道には、地元「岩作あんどんの会」のみなさんが趣向をこらした、やさしいあんどんの光がともります。参道を進むと、安昌寺の雲山和尚が長久手合戦で亡くなった数千人の死者を、敵味方なく供養したといわれる首塚があります。今でも、毎年4月、地元の皆さんにより香華を手向けられ、法要が行われています。
夕暮れになると、大太鼓の響きと共に安昌寺の境内にて盆踊りが始まります。

安昌寺は曹洞宗赤津雲興寺の古刹。創建は明らかではないが、天正13年(1585年)丹羽氏次が田畑を寄付して再興したと伝えられる。その再興開山の雲山和尚が、長久手合戦の折、戦死した人々の霊を懇ろに弔ったというので、戦後、尾張藩主をはじめ、多くの藩士が当寺を訪れ、合戦にまつわる各種の書付を残した。

かつては岩作字宮前の田中にあったが、昭和48年区画整理事業のため移された子守石は、夜泣石とも呼ばれ、子どもの夜泣き封じのため、祈願に訪れる親子も多い。

釈迦如来像、聖観音坐像、如意輪観音坐像、十一面観音坐像、千手観音坐像、馬頭観音坐像、
普賢菩薩坐像、文殊菩薩坐像、三十三観音像など。

伝竹千代(徳川家康)書の一軸、徳川宗春筆 紙本水墨、仏涅槃図など多数の文化財を所蔵。
うわばみ図絵馬は、実際にあったことを基に、画家樵玉が描いたもので、画面の余白には、うわばみ出現の顛末が詳細に記述されている。
天正征伐記、長久手戰略記、長久手征伐記、長久手物語、遊長湫記など、長久手合戦に関する資料を所蔵。
山門前には樹齢30年を超す大きな菩提樹、春を告げる薄墨桜がある。

安昌寺
岩作色金92番地

※駐車場はありません。
リニモ長久手古戦場駅から徒歩22分


※1〈参考〉昭和62年7月第231号長久手町の文化財14
※2、※3 〈参考〉長久手町史資料編3