今回の料理人は、「合同会社つむぎて」の共同代表で雑草料理研究家の前田純さん。
「はこべ」と身体にやさしい素材を使ったケーキのレシピです。
はこべ（※1）は春の七草としても有名ですが、冬の時期にすでに道端などで見られます。ビタミンやミネラル等を多く含む栄養価の高い植物で、くせがなく食べやすいです。健胃や整腸作用が高く、消化作用にも優れています。ハコベ塩は古くから歯磨き粉代わりにも利用され、抗菌作用もあります。その、はこべを使って作るクリスマスにぴったりなケーキのご紹介です。赤はクランベリー、緑はハコベ、白は豆腐クリームで表現し、とてもシンプルで見た目にも可愛らしいケーキです。大切な人との楽しい時間にいかがでしょうか。
前田 純
身近な雑草を食べてみよう
ハコベとクランベリーのケーキ
材料
[A]
はこべ 大2～3
（湯がいて、みじん切り）
薄力粉 150g
米粉 90g
全粒粉 10g
ベーキングパウダー 小2強
[B]
豆乳 200g
米油 80g
アガベシロップ 80g
塩 1g
クランベリー 100g
（ぬるま湯に、軽くひたして水分を切る）
〈飾り用〉
豆腐クリーム（※2）、はこべ、クランベリー 適宜
作り方
①フードプロセッサーにBを入れて、まぜ合わせる。
②さらに、Aを入れて合わせる。はこべ、クランベリーを加えて、軽く合わせる。
③型に油をぬり、そこへ②を流し、表面を平らにする。180℃～190℃のオーブンで30～40分焼成する。
④冷えたら、豆腐のクリーム、はこべ（フレッシュ）、クランベリーを飾る。
※2 豆腐クリーム
水切りしたもめん豆腐に、お好みの米あめ、シロップ類、ラム酒、塩少々を加え、ペースト状にする。
※注意 身近な雑草も、必ず適切に管理された圃場の草を摘んでください。
また、分からない草は、専門家の指示なしでは食べないようにしてください。
合同会社つむぎて
http://www.tsumugite.jp/