0

長久手で暮らして、どうですか?[5]台湾流おせち料理(年菜)

↓SNSでシェアしてね

NIPPON NAGAKUTE
知る・見る・語る

文&イラスト ゴトウ ケイ(後藤 慧)さん

台湾出身。日本人のご主人と長久手市に暮らして4年目、1男1女の子育てに奮闘中です。

日本のおせち料理のように、台湾でも中国語で「年菜」という、旧正月を祝う春節の料理があります。各家庭で、いろいろ意味が込められた料理を用意するので今回はそれをご紹介しますね。

魚料理「年年有餘」
(年々有余)
魚料理は年菜の定番です!年年有餘の「餘」と「魚」の発音が同じで、最後までお魚を食べきってはいけないという意味があります。


獅子頭(シーズトォ)
え、獅子頭・・・ライオンの頭!? まさか、ライオンの頭まで食べていたのか!? 「獅子頭」というのは、ライオンじゃ無くて大きい肉団子の事です!大きい肉団子は円満を意味します。


烏魚子(カラスミ)
カラスミは年菜で必ず食卓に並びます。カラスミは粒々になっていることから「多子多孫」と言い、子孫繁栄の意味が込められています。


長年菜
(チャンニィエンツアイ)
アブラナ科の芥子菜と言われるのお野菜で作られる料理です。長寿を意味し調理の際は切らずにまるごと使います。長生きを祈って、食べる時は途中で噛み切らないように食べます。


仏跳牆
(フォーティャオチァン)
仏はジャンプする・・・! 仏跳牆の牆とは垣根のことで、修行中のお坊さんでさえも垣根を飛び越えて食べに行くほど美味しいという意味。

今回紹介した台湾流おせち料理はいかがでしょうか?子供にとって正月といえばお年玉ですが、台湾では紅包と言って、赤い包みに入れて渡す習わしがあります。子供も紅包を貰って満足顔です!
来年もいい一年になりますように。