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生きる力を育てる [12] 季節の子育てカレンダー 作りました

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子ども達に必要なこと。それは「生きる力」

 今年は愛・地球博から20年ですね。あっという間と言いながら長久手もそして子どもたちを取り巻く環境もどんどん変わって来ています。季節でさえも、夏が長くなり環境の変化は目に見えるようになって来ました。

なぜ今、あえて季節の子育てなのか?

昔のような季節感が薄れている昨今、なぜ「季節の子育て」をテーマにするのですか?と問われます。失われている今だからこそ子どもたちに伝えておきたいと思っています。なぜならあたりまえに身についたいろいろなことが、今は、あえて学ばなければ知らないままで過ぎてしまうことが多くなっているからです。季節の食べ物も、先人から文化として繋いできた情緒豊かな風景も、それを大切と思えなければやがて消えてしまうでしょう。そして「かつての日本の季節」を知らなければ「国語」や「社会」など理解することが難しくなっているのです。四季の移り変わりをあえて「教える」、そんな時代になったということを子どもたちといると感じるのです。

30年の子どもとの関わりの中で生まれた「季節の子育てカレンダー」

  季節感が少なくなったとはいえ、それでもやはり、四季はあります。私は10年ほど、アトリエに通う子どもたちのようすを日々記録をしてきました。そこで気づいたことは例えば、春は子どもたちが弾けるようにはしゃぎ出し、夏には感性が育ち、秋は思考力が深まり、冬には集中力が増す。そんな子どもたちの季節との関係を生かしてアトリエのプログラムを作ってきました。自然のサイクルに合わせた環境を整えると、子どもたちは驚くほどのスピードで成長をしていきます。
 たくさんの子どもたちから教えてもらった知恵をもっと多くの方にお伝えできるようにと、長久手の自然の中で育った次女頌子と友人の優実さんがカレンダーにしてくれました。そしてその内容などをYouTubeラジオで発信をスタート!ラジオでは二十四節気に合わせた子どもたちのようすや声かけのヒントなどをお届けしています。ぜひ皆さまの生活にお役立ていただければと思います。 

【ながわ けいこ】
一般社団法人 ソダテル・メソッド 代表理事、アトリエ・フラワーチャイルド代表、食育インストラクター 

絵画造形教室アトリエ・フラワーチャイルドとして、こどもとARTに関わり30年。現在では尾張旭、名古屋市、豊田市などで教室を開催。また長久手市では「こどもの明日が変わる・7つの力を育てる」をテーマとしART &LIFE自然学校宮崎喜一先生、田中聖子先生と「ソダテルラボ」を開催しています。また2023年にはより多くのこどもたちが関われるように一般社団法人ソダテル・メソッドを立ち上げ、地域のこどもたちの活動の拠点となれるように日々活動を続けています。

「季節の子育て」
長年の子どもたちの記録から、季節によって育つメソッドを研究開発。12カ月の子どもたちのようすと食そしてクラフトを盛り込んだカレンダーを制作。二十四節気に合わせたYouTubeラジオでも発信をスタートしました。