〜子ども達に必要なことそれは「生きる力」〜
新型コロナウイルスの影響で、学校がいきなりお休みになり、長い春休みになりました。皆様いかがお過ごしでしょうか？アトリエも残念ながらお休みに。皆どんな気持ちで過ごしているのかと、とても心配しました。しかし、しばらくするとアトリエのこどもたちから毎日の様に家で絵やクラフトの制作、料理等の家事をしている姿の写真が送られてきたのです！普段から手を動かしてきた彼らは自分の時間ができた時にパッと動き出すことができたのです！ARTを通じて「生きる力」を育てることをアトリエのテーマにしてきましたが、今回の事でこどもたちから「生きる力」をみせてもらったような気がしています。もちろんそれをサポートしている家族のサポートと家庭というベースがあってこそ。困った時に困らないためには、自分の頭で考えそして心と身体を動かす。つまり「行動すること」なのだとあらためて子どもたちから教えてもらった様に思います。「ピンチはチャンス！」勉強も大事ですが「生きるために必要なこと」を伝えるチャンスにできるとよいですね。
負の感情と向き合う
長いお休み。そして自宅待機という今まで経験したことのない状況を子どもたちの心はどう乗り越えるのか？3・11の時に被災地から遠く離れたアトリエでも子どもたちの絵が、闘いの絵や「津波がくるぞ〜！」と画面をぐちゃぐちゃにするような破壊的な絵、大人が見るとちょっとびっくりしてしまうような絵がとても多く描かれました。絵というのは、心をストレートに表しやすいものです。今、もしこの様な絵をお子さんが描きはじめたとしても心配しないであげてください。むしろ、どんどん描かせてあげてください。描くことで子どもたちは心のバランスを得るのです。芸術というのは心を育てるといいますが、絵はもっとも身近で子どもたちの言葉にできない感情をアウトプットすることができるのです。「泣く」「怒る」などの負の感情を「絵」は子どもたちの心の中から追い出してくれるのです。ぜひ 普段から自由に描ける紙と鉛筆を、つねに手の届くところにおいてあげてみてください。「おうちの中でART」のヒントをブログでアップしています。参考にしていただければと思います！こんな時こそ家族一致団結して、乗り越えていきましょう！
【ながわ けいこ】
長久手市岩作でアートスクール「アトリエフラワーチャイルド」を運営。自らの子育て経験や、教室の子どもたちとのふれあいの中で見つけたものごとをFacebookやブログでも語っています。
●ブログ ☆アトリエ フラワーチャイルド☆造型絵画教室 http://ameblo.jp/atelierflowerchild/
●HP http://www.atelierflowerchild.com/