西共生ステーションにお邪魔すると、のっそりと歩いているおひげのおじさんがいて、きょろきょろしている私たちを眺めてニコニコしている。特に寄ってくるわけでもなく、避けられているわけでもない、程よい距離感。一度ゆっくりお話をきかせていただこうと思っていたら、「東北へ引っ越します」と。ならば、「のっそりおひげのおじさんが、どんなことを感じながら「相談員」をしていたのか等々、お手紙をいただきたい」と熱望した。人との関わりについて、彼方から届く手紙を肴に語りあいたい。
葛谷誠さん
西小学校区まちづくり協議会「まちの相談員」を務める。令和元年夏、岩手県大船渡へ移転。
シリーズ化するなんてご本人は知らないかもしれないが、次回のお手紙もどうぞお楽しみに。