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安昌寺(あんしょうじ) 観音祭り

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家内安全 五穀豊穣

平成30年
八月十日(金)
午後7時〜10時ごろ

毎年、8月10日に行われる観音祭り。
家内安全、五穀豊穣を願う夏の伝統祭事です。
観音堂をお花で飾ったことから「十日の華」、また、
この日は、功徳の中で最も大きな御利益のある日で、
この日に観音様にお参りすると九万九千日分の御利益を賜ることから
「九万九千会(くまんくせんえ)」とも言われます。

参道には、地元「岩作あんどんの会」のみなさんが趣向をこらした、やさしいあんどんの光がともります。参道を進むと、安昌寺の雲山和尚が長久手合戦で亡くなった数千人の死者を、敵味方なく供養したといわれる首塚があります。

今でも、毎年4月、地元の皆さんにより香華を手向けられ、法要が行われています。 夕暮れになると、大太鼓の響きと共に安昌寺の境内にて盆踊りが始まります。

「岩作あんどんの会」、武田雅美さんを訪ねました。

「みんなに楽しんであんどんの絵を描いてもらって、ご家族や友達と見に来てもらって、また楽しんで欲しい」と武田さん。高さを工夫したり、昼と夜を違う細工にしたり。武田さんをはじめ、会のみなさんの細かな心配りがいっそうあんどんを輝かせる。人に楽しんで頂くって、地道な工夫と努力と気配りの積み重ねなんだ。「この絵はね…」と大切に保存してある絵を見せて頂く。100人100様の絵と思い出がしっかりと心に刻まれていることに感動。岩作のあんどんの灯が優しくあたたかく感じるのは、絵を通してちゃんと会話をしながら、つながってきた心があるからなんだなぁ。今年も8月10日にあんどんの灯がともります。

「麦茶なんだけども、ちょっとまだ、冷えてないかな、ごめんね、まあどうぞどうぞ~」奥さんがお茶を運んで下さる。こんな風にさりげなく声をかけられてお茶を頂くのは久しぶり。気持ちがにゅるっとあたたかくなる。「ここはね、実は岩作の新道なの、岩作村の時代は各方面から参拝の方が見えて、そりゃあ賑わった。その道が、ほらこっちの…」と手造りの地図を指さす。興味がわくと「とことん」とご本人が笑えば、「熱がでるっていうのかな」と奥様も掛け合う。長久手岩作の武田金物店に行けば、そんなお二人に会えます。

安昌寺
岩作色金92番地

※駐車場はありません。リニモ長久手古戦場駅から徒歩22分