0

生きる力を育てる [4] 子育てのターニングポイント!

↓SNSでシェアしてね

子ども達に必要なこ
とそれは「生きる力」

 数十年前まで長久手の冬の景色はのどかな田園風景一色でしたが今では華やかなクリスマスイルミネーションに包まれています。みなさんのお家の周りはいかがですか? 楽しい季節がやってきますね。

本当に必要なことは何だろう?


 長久手の街も変わりましたが、子ども達と関わる仕事の中で最近思うのは、子育て岐路が訪れているという事です。私の娘が生まれたのは携帯電話を皆が持つようになった頃。そしてそれから20年、知りたいことを瞬時に知り、思った時に連絡が出来、ネットショッピングが当たり前になり、これはまるでドラえもんの世界!! それなのに子育ての悩みは「人とつながることの難しさ」です。極まで来た世界は転じる時に来ているのかもしれないと感じています。

与える育児から与えない育児へ

 与えない育児と聞くと、マイナスなイメージですが、今この「与えない」が大切なのではないかと思います。テーマである「生きる力を育てる」とは「自分で考え、行動できる」事ですが、これを18歳までに育てるためには、小さい頃からのゲーム、便利すぎる環境、添加物の多い食事、刺激の多い情報(テレビ、スマホなど)等を与えすぎない事だと思うのです。
 便利な暮らしの中で大人は自由な時間が増えて良いかもしれませんが、子ども達からは自由に動く体と心(感性)が奪われていきます。これからの時代は、意識して子どもたちには不便なこと(身体を使うこと)、不快なこと(暑さ寒さ等自然に触れること)を体験できる環境づくりがわざわざ必要なのだと思います。

18歳までに育てておきたいこと

 先ほど18歳までにと書きましたが、理由は高校を卒業すると子どもは独り立ちするということです。長女の大学が決まり地元を離れる時、何が心配だったかというと学業ではなく、一人で生きることができるのか? ということでした。食事などの家事はできるのか? 健康管理ができるのか? そして友達や先生とうまく付き合うことができるのか? この三点でした。親が子どもに何もかもをしてあげられる時間はとても短いのです。生きる力を育てるということは、「自立」できるようになる事に他なりません。この事を今もう一度、社会全体で見直す時代に来ているように感じています。アトリエではそんなことを思いながら子どもたちのプログラムを作っています。さあ! 楽しい年末年始です! この時期は家族で過ごす事ができる貴重な時間です。ぜひ良い時間をお過ごしください。


長久手スタイル講座 1月24日(木)は、けいこ先生の
「生きる力を育てる 3」

15歳までに生きる力を育てる。


今回のお話は「子どもたちから学んだ子離れの時間」をお話します。大人はなかなか変化できませんが子ども達はあっという間に成長していきます。アトリエで学んだ子ども達への接しかたの変化などをお話いたします。

【ながわ けいこ】
長久手市岩作でアートスクール「アトリエフラワーチャイルド」を運営。自らの子育て経験や、教室の子どもたちとのふれあいの中で見つけたものごとをFacebookやブログでも語っています。

●ブログ ☆アトリエ フラワーチャイルド☆造型絵画教室 http://ameblo.jp/atelierflowerchild/
●HP http://www.atelierflowerchild.com/